2017/7/17, Mon.

 猫、アパートの駐車場。立ち姿のこちらにやや怯えながらも、走らずのそのそと行って車の下に入る。

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 夜、木の間の下り坂に黒い影、猫である。右の木立のなかに入っていったのを、そのあたりまで来てから探せば、黒い体が闇のなかにほとんど溶けこんで見分けが付かない。止まっているとじきに斜面を林の奥へ駆け上って行って、ようやく視認される。

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 街灯の光に、飴のようにコーティングされた百日紅の、濡れた紅色。

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 蛾、街灯に繰り返し突進し、ぱちぱちと翅のぶつかる音を立てる。その音のために、姿を直接見ずとも、頭にかすかな不快が侵入してくる。

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