2017/6/8, Thu.

 若い女性、濃い色の茶髪。ゆったりとした白いズボンの余剰部分が脚のあいだに垂れ下がっている(美大生が絵の具でべたべたと汚しながら頓着せずに履く作業着のような連想)。裾から覗く黒く小さな靴、その左だけ、踵部分の縦線がひどく傾いている(靴が壊れそうなほど古いのか、歩き方の癖なのか?)

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 男、前方から歩いてくる。散歩にしては顔が固い。薄く汗を滲ませて陽の染みたような褐色に張った首元の肌の色。

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 燕だろうか、水のなかで息を吹き出した時のような、ひどく泡立った鳥の声。

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